ねこものがたり

いちにちいっぽ

『ユニコーン企業のひみつ ――Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方』を読みました

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感想

  • お仕事でモヤモヤしたり「どうも楽しくない」と感じていたり、疲弊している理由が言語化されていて「こ、これだ!!!!」と思う要素がつまっていました。本の内容をもとに何が要因だったかを自分で言語化してみると以下のような感じです。
    • 納期に追われていて、しかも絶え間なく次々とあって、息切れしていました
    • 「一人でやる」が多くて、孤独感とやるせなさに負け気味になっていました
    • 納期が終わると作りっぱなしで次に移ることにもどかしい気持ちになっていました
    • プロジェクト以外のことで「これをやりたい」と思うことがたくさんあっても、取り組む余地がなくて、自分が会社の駒のように感じて辛くなっていました
    • 超過勤務時間が増えていって単純に疲れていました
  • と、ここまででわかるように今の自分はたくさん言い訳をしてしまっていると気づきました
    • (本にあったように)品質の意味でも「納期」みたいな言い訳なんてできない環境にしていきたい
  • 「良いチームで良い開発したい!」を諦めなくて良いのだと思えました
    • 自分はリーダータイプではないし実際リーダーではないので、上記のような現状を変えるなんて無理だし権限もないしと思っていたが、「文化を作っていく」努力はしてもいいのではないかと思えました

ぶっちゃけ「会社と相性が悪かったのかな...そこそこ働いたら頃合いを見て転職した方がお互いのためかな」ってずーーっと思っていたのですが、この本を読んで、会社そのものと言うより今の文化が自分に合わないのだろうな考えるようになりました。 繰り返しになりますが、悶々としているのが会社に不満があるというのとはちょっとちがって、なんとなくもうこれは相性の問題かと思っていたところだったのですが、もっと自分がやりたいようにやりやすくしていいんだと思いきれる感覚を覚えました。 要するに楽しく良い製品をどんどん開発していけるようにしたい!という思いが強くなった次第です。

すでに読んだ方から「1、2時間で読める」と聞いたのですが、考えることが多くて4時間くらいかかった気がします。あと、刺さりまくって痛かったので、インターバルを設けて刺さった傷を回復させながら読んでいました笑

また、並行して『マイクロサービスアーキテクチャ』を読んでいるのですが、並行して読むことで開発と組織ってコインの表と裏だなあと一層感じています。

GWに落ち着いて読めてとても良かったです。