これは何の話?
先日ruby-jpというたくさんのRubyistが集まるSlackワークスペースの"education"チャンネルで、こんな会話がありました。(無断でキャプチャ撮ってるんでモザイクしています🙏)
この会話を眺めていて「どちらの気持ちもわかるな」と思いました。
もともと私は「わからない」状態がとても苦痛だったのにいつの間にか「わけがわからない!これは成長チャンス!!」とか思う人間に変わって今生きています。
私はいつ変わったか、なぜ変わったか、変わる前と後で具体的に何が変わったのか、Slackでの会話が考えるきっかけになったので、考えたことを言語化してみたいと思います。
いつ変わったか
これははっきり覚えています。きっかけは初めて参加した2018年のRubyKaigiでした。 「難しすぎて何も分からないのに、”分からなくて辛い”じゃなくて”もっと分かりたい”という気持ちが沸き上がってる!」という状態になったのが参加した時の私でした。 とても不思議な、とても高揚して快感すらある状態でした。
なぜ変わったか
きっかけとなったRubyKaigiで言うと、みなさんがすごく楽しそうに発表していたり懇親していたりする姿にすごくよい刺激を受けたのを覚えています。
それ以外に大きかったことは成功体験ができていったことです。 私の場合はFjordBootCampがその場となりました。めちゃくちゃたくさん課題があってどれも最初に取り組むときは「なんやこれ」と毎回思っていたのですが、数ヶ月経ってまたやってみると自分の中に少しは身についていることがわかる、ということが何度もありました。
それを繰り返していくうちに、新しいことに出会ったときには「100あるうち1わかれば今日はよいとしよう。来月10くらいわかってればまあよさそう。100わかるように今後もやっていこう」「そのうちわかるっしょ」という構えができるようになりました。
何が変わったか
「できないこと」と「できるようになること」2つの認知が変わったように思っています。
「できないこと」の捉え方
Before
できない・分からない→自分なんてダメ人間(┐「ε:)
After
できない・分からない→これができれば今後はできるようになる→レベルアップ\(^o^)/チャンス!
「できるようになる」の捉え方
例えば技術本の読み方
Before
1行目から分からない!次の単語も分からない→分からないとなにも分かれない!→もう・・・むり・・・(┐「ε:)
After
むむ、よう分からん→ま、とりあえず手動かそ→お、動いた→\天(^o^)才/。o○(詳しいことはまた追ってやってこ)
ざっくりいうと①ゴールを小さく刻むようになった②長期的に考えるようになった③「"必ず"できるようになる」と思うようになった④「大枠を掴んで詳細を後で見る」というスタイルが自分の中にできてきたというあたりが前後で大きく違っていると自分で思っています。
変わる前の私へ
「自分なんてダメ人間」って思わずやってこ!楽しい気持ちに素直にやってこ! って言いたいなーって思います。
もちろん今も、自分のレベルでは難しすぎることや、なかなかできなくて辛い状況はありますが「必ずできる、っていうかやる」って思うようになったので、だいたい楽しいです。 なので楽しくやってたら大丈夫よーって感じです。
おわりに
言語化してみたら、なんだか当たり前のことしかないですね。 でも、当時の自分は確実に辛かったのです。だけどいい方向に変わっていけるんだなっていうのを自分を振り返っていて思いました。
そしてそれは自分の力ではなくて、本当に周りのおかげで、本当に本当にありがたいことだなと、改めて思いました。周りにいてくださるみなさま本当にありがとうございます。(”本当”を使いすぎて伝わりにくそう)
この記事を書いてみてよかったです。