ねこものがたり

いちにちいっぽ

頑張らないようにしている話

「頑張る」という単語は便利でよくわからない単語だけど便利(2回目)で何となく意味が通じる言葉の一つです。 私はごく最近まで「頑張る」を何気なく使っていました。 しかも多用していたように思います。

何気なく多用していた使用例としては「そうなんですね!今後気をつけます!頑張るぞ」みたいな感じです。

でもいつからか「頑張る」と言いたくなった時、「頑張る」という単語でしか言葉が出ない時、「今の自分は頑張ってる」って心のどこかで思う時には、ふと立ち止まってみるように頑張って意識しています。

「頑張る」と言いたくなった時

「頑張ってしまうと副作用が生まれるとわかってそれでも頑張りたいか?というか本当に頑張りたいのか?」という自問をするようにしてみています。

「やりたくてやりたくてたまらないので無限にやってしまう」ならまだともかく、「頑張る」になってしまうと「自分はこんなに頑張っている」が先行して、他者への(勝手な)期待と失望と苛立ちを招いてしまう可能性がグッと高まります。そうはなりなくないので、「私、今頑張ろうとしてるな」と感じた時には、そのことに想いを馳せて、やりたくてやるのかどうかを自問します。

今は試みとして、自問した結果心からやりたいことでないと感じれば、やらなくていい(やってはいけない、とまではしていない)ということにしてみています。

「頑張る」という単語でしか言葉が出ない時

「頑張る」という単語を噛み砕いて具体的に言い換えられないかを考えます。

「頑張る」と言いたい時というのは何かしらの問題や目標があってそれに向かっていきたい状況なはずですが、考えても行動が浮かばず「頑張る」以外の言葉にならない時は、その問題や目標の設定が不適切な可能性が高いです。

設定が不適切というのはいくつかパターンがありそうで、パターンとそれに対するアプローチを整理してみると以下のことが挙げられそうです。

  1. 問題や目標が大きすぎる・遠すぎる・長期的すぎる
    • 問題を細分化する、目標を逆算する*1
  2. アンコントローラブルな要素が多い
    • 自分や自分の組織に対応可能な範囲だけを考える、場合によっては守備範囲を広げることも考える。例えば他人が変わることを求めているとき、「xxして欲しいのにしてくれない」みたいな事柄を問題と捉えている間はこれが当てはまりそう。
  3. そもそも問題ではない
    • 具体的にどうとはうまく言えないけど意外とある、というのが経験則。ケセラセラ的なやつ。肩の力抜いていこう!

「今の自分は頑張ってる」って心のどこかで思う時

「疲れてないか、不満が溜まっていないか」など、気づいてない負の状態を棚卸しして解消することを考えます。

疲れてたら休めばいいんで12時間くらい寝倒してみたりしています。なので疲れてる時はまあいい。

問題は不満がある時で、割と溜まったりしていたらもう目が当てられない状況一歩手前。 「不満が溜まる」というのは「他者に攻撃的になる」ということとニアリーイコールだなーと自分の傾向としては思っていて、不満は絶対に溜めないようにしたいです。そのため意識的に内省して「あ、これは不満が生まれる前触れだわ」と洗い出し、できる限り健全な形で発信するように試みています。

発信の形は内容によっていろいろあり自分の場合は大体このどれかです。

  • 特に誰に何も言わなくても良さそうなこと -> カラオケで発散!3時間くらい歌うと復活する。
  • 何となく仲間内でわかり合いたいこと -> 気心知れた人と相談っぽい雑談っぽい話をする。(ただし、もしここでガチの愚痴や悪口が言いたくなった場合は言語化によりヘイトが溜まるだけなのでそれはやめておくのがみんなで幸せになる道)
  • お仕事関係で、他人や組織が関係することで上司やEMに知っていて欲しいこと -> うまく言えない状態でも早めに1on1したり「ちょっといいですか」と話を聞いてもらう

「自分に甘い」との境

わかりません...いい塩梅にできないので自分に甘々まで生きています。 今のところ自分の成長度合いがスローになっただけで不幸になってはいない...が停滞感がないかと言われるとじわじわと侵食されている気もしていて、いい意味で「自分のことだけ考える」ようなマインドセットが必要なのかも知れないとも感じています。例えば、人里離れた山奥の温泉宿で好きなことだけして冬を過ごしたい、みたいな心境。

...話がそれかけました。

自分の心が何をやりたいと思っているのか、どう過ごすことが自分にとってベストなスタイルなのか、どのあたりか自分にとって良い着地点なのか、実践事例をもうちょっと貯めることができたあたりでまとめてみようと思います。

*1:問題の細分化と目標からの逆算はごく最近1on1でもらったアドバイス。自分自身は本当にこれが苦手で苦手で全然できないので今一番身につけたいこととして掲げています(うまくできない時も多々あるので、できたかできなかったかという結果ではなく、やろうとすること自体を自分の行動目標にしています)