ねこものがたり

いちにちいっぽ

Rails Girls Gathering Japan 2022に参加しました

ずいぶん遅くなってしまいましたが、2022/12/03(土)にRails Girls Gathering Japan 2022というイベントに参加したので、その感想を書きます。

イベントページ

railsgirls-japan.doorkeeper.jp

ざっくり感想

私のプログラミング人生の原点であるRails Girlsのイベントがあったのでもちろん参加しました! Rails Girls JPの活動が今年で10周年だそうです。私はその真ん中ごろの、2017年に開催されたRails Girls Tokyo 8thの参加者で、私の知らない前5年、ちょっとは知ってる後ろ5年に思いを馳せながらの参加となりました。

トークごとの感想

スポンサーセッション / STORES株式会社 by 藤村さん

スポンサーセッションだから終始会社の話だろうと思いきや、藤村さんのRails Girlsへの熱い思いが伝わる内容でした。本セッションかと思った!藤村さんは一方的に存じ上げているけどRails Girlsの文脈でお話を見聞きする機会がなかったので、スポンサー枠だとしてもそんな話が聞けて貴重で良い時間でいいでした。

キ ーノート1: Next decade of Rails Girls and the community by 大倉 雅史さん

大倉さんがテックじゃないトークをする時は何かの全体感とか俯瞰してみた内容を話してくださることが多い印象があります。今回は過去10年を振り返ってどうだったか、この先10年どうしていくかという話で、視点が大倉さんっぽいな〜と思いました。内容で一番自分自身の行動やマインドセットの考えどころだなと改めて思ったのは"新しい人をどんどん迎え入れる"という旨のコミュニティー代謝の部分で、私はずいぶん諸先輩方によくしていただいてきた一方で続いてくる人たちに同じようにはできていないという感触があります。コロナ禍という要素も多分にあるでしょうが、世の情勢に関わらず新しい人に出会った時に良い感じに接していられる自分でありたい。最近会社にFjord Boot Campを卒業して就職してきた方もいるので余計そう思います。少なくともその方に接するときはしてもらたことをしていきたい。

コードを書くことが怖かった自分が本気でプログラミングを勉強して変わったこと by 牟田 真以さん

「コードを書くことが怖かった」というタイトルだけど、「チケット振ってもらうようにお願いした」割と最初から気質としては積極的な感じがしたのは私だけではないのでは。 と、性質としてそういうアグレッシブさを備えていても、それ以外の後ろ向きな気持ちや現実の方が優って「怖い」になるのは共感を覚えました。 しかし、諦めてすらいたのにFjord Boot Campの門を叩いたこと、そこからLTなどに挑戦して、実績解除と成功体験を積み重ねていくなんて、今このスライドを読み返してもなんか漫画の主人公のような、とても良い物語を読んでいるような気持ちになります。 (この感想ブログがイベントから3週間後という失態で)リアルタイムの反応うろ覚えなんですが「Fjord Boot Camp尊い」みたいな声があった記憶があります。本当にそう思うし、その中に飛び込む牟田さん、牟田さんのような方々が尊い。尊くないですか!?

異業種転職するときに女性として心配に感じていたこと by Tsujita Harunaさん

登壇者のつじたさんは、自分のキャリアを考えたり選んだりするときに、結婚や出産を始め「女性なので」みたいな固定概念からの障壁があるのではないかと不安を感じていたそうです。 これは私も大変共感して、私も大学卒業からしばらくは教育関係の仕事に就いていたのですが、「ねこさんって結婚するしばらくないよね。○○(早朝ー深夜まで、土日もお仕事が入るようなポジション)できる人を探してるんだけど、あなたにやってもらいます」みたいなことがあったり、転職活動してて「お子さんいますか?予定もないです?入社早々休暇に入ることになったりするのも困るし、突然早退しなきゃいけなかったり残業できない人はうちとしては雇えないんで聞いてます」みたいなことを実際に聞かれたりして、なんだか(当時は自分で気づいてなかったけど今思えば)すごく消耗しながら生きてきた経験があります。思い出すと今でも苦しいです。 比較的WEB業界はそういうのが少ないから、安心して自分の人生を歩んでいけてると思います。 つじたさんもそうだといいな。きっとそうなはず!

デザイナーなりの Rails Girls(仮) by 室 和子さん

コロナ禍でずっとできていなかったRails Girlsを、「やるぞ」と言ってくださった室さんのお話。 デザイナーだけど、周りのプログラマーが「Rubyは楽しい」って言ってるから楽しいんだろうなって思ってたというのは感動しました。 次のえもりさんの話で詳しく出てきたけれど、コロナ禍でいつも通りにはいかない中、iCareの方々(きっと、主におぎじゅんさん)が柔軟に快く対応してくださったそうです。自分はこの回のRails Girlsはノータッチなので想像でしかないのですが、iCareに勤めておられた室さんだったからそうできたのはありそうに思います。そう思うと、会社単位でコミュニティーに貢献するってめちゃくちゃ頼もしい!

スライドが見つからなかったのが、残念。

コロナ禍でRails Girlsを開催したお話 by 江森 真由美さん

私は参加はできてないんですけど、1つ前でお話しされた室さんが主催されたRails Girls Tokyo 14thの裏話的なお話しでした。 コロナ禍なので感染対策をした上での開催形式・コンテンツにしなければならないということで、聞いてて「ワーワー大変!こんなによく考えて工夫されてたのすごいなあ」と感嘆するばかりでした!

工夫の甲斐あって、この場にいた方で体調が悪くなった人はいないらしい。すごい! そして、江森さんに「コロナ禍でも楽しく参加できるオフラインイベントは可能!」とインスピレーションを与えた福山雅治すごい!

競技プログラミングへのお誘い~私と競プロ友達になってください by 今野 夕貴さん

競プロだ!

ちょっと前にアルゴリズムをお勉強していた頃、流れで競プロの問題を解いたりしていました。(その頃はC++でやっていました!) データ構造によって最適なアルゴリズムが変わってくる感じとか、同じ問題でも解き方が変わると計算量に雲泥の差が出る感じとかは掴めるようになって、「一旦もういいか、もっと深めたくなったらまたやろう」と離れていました。 でも競プロをRubyでとくのも面白そうだし、頭の体操みたいな感じで習慣にするのも良さそうだし、とインベント当日も思った!のですが、あぶのるさんが紹介してくださったSendai.rbには一度も参加できておらず。来年は行きたいな。

Rails Girls から始めるエンジニアリングの世界 by Hiroshi SHIBATAさん

インポスターシンドロームの話と、チャンスがきた時手を上げていく話とか。 みなさんのお話がどれもそうだったんですが、柴田さんのお話は特に内容に対して時間が足りなさすぎるなーと感じるものの1つでした。

思うところはいろいろあるのですが「"大したことない"とか言わない」というのを心に刻むのと、今手を挙げようか迷ってスルーしてるものがあるので、手を挙げてみようかなと、感想を書くためにスライドを読み返していて思っていること路です

スポンサーセッション / GMOペパボ株式会社

どなたがお話ししてくださったか忘れてしまったのですが、結婚式終わりトークされてて印象的でした。 新卒の研修でやったことがプロダクトに生かされることもあるという話が、企業の取り組みとして良いなーと思いました。

キーノート2: 10年前のRails Girls Japanむかしばなしとわたし by 鳥井 雪さん

私自身がかつてRails Girlsの参加者だったわけですがRails Girls当日やMore!たくさんのRubyコミュニティーがどれも楽しく暖かくて一瞬で魅了されたのを覚えています。その頃強く印象として抱いた「Rubyコミュニティーの楽しさは、それを作り出そうとし、さらに持続しようと努めてくださる多くの人々の賜物なのだろう」というのが、実際にあった活動の紹介を通じて再認識できるようなお話でした。 お話を聞いている最中、ウルッときてしまいました。